
ちかごろはCGなどの映像技術があがり、現実と作られた映像との違いがわからなくなってきました。
それでも我々がなんとかそれを区別できるのは、自分が経験的に持っている常識的な認識(たとえば現実にはありえなさそうな、人が宙に浮くとか、ゴジラが街中を歩くとか)を参照して、「あぁこれは作りものの合成だ」と判断するのでしょう。
同様に人の脳も、実際に経験した情報と、脳内で捏造したものの区別がつきません。
それらが区別できるのは、以前にそれを空想とか捏造したという自身の記憶に依るしかなく、その記憶さえも散逸してしまえば、もう実際にあった経験と、幻の経験を区別する手立てがありません。
これはやり方次第では、頭の中で創作したことも、本当にあった経験として脳に記憶できるということです。
ですから、どうせなら失敗体験ではなく、成功体験を捏造して脳に覚えさせましょう。
すると、すでに成功した体験があるわけですから、次もまた当たり前のように成功するでしょう。
というわけで、幻にも有効な活用方法がありそうですね。
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