【骨】

「ものごとをうまくやるコツ」。

などという言い方をしますね。

コツはもともと「骨」と書きます。

 

日本哲学の始祖、西田幾多郎は次のように言います。

 

「偉大な思想家の書を読むには、その人の骨(コツ)というものを掴まねばならない。そして多少とも自分がそれを使用し得るようにならなければならない。偉大な思想家には必ず骨というようなものがある。大なる彫刻家に鑿(のみ)のコツ、大なる画家には筆のコツがあると同様である。骨のないような思想家の書は読むに足らない」

(西田幾多郎『「続思惟と体験」以後』)

 

ただ情報として知るのではなく、「自分が使用し得るように」というところがミソですね。

 

といわけで、どこでもネットが使える今どき、情報の暗記に意味はありません。

骨を掴んでください。