【原因】

ジャック・ラカンは言いました。

「原因とは、うまくいかないものにしかない」と。

 

原因や因果関係を考えるのは、それがなんなのかわからないからです。

 

「足をぶつけて痛い」のを深く考える人はいません。

ぶつけても転んでもないのに足が痛いとき「原因はなんだろう?」と云々するわけです。

 

だから新聞やテレビの評論家などが「原因はこれこれこうである」というときは注意が必要です。

 

「原因」と言う言葉が登場するのは因果関係がわかりにくいからですから、原因云々を知った風に喋る言説には眉に唾をつけて読んだほうがいい。

 

じっさいちかごろの経済評論家や政治評論家の言うことは、街角の三文占い師ほどにも当たりゃしない。

  

で、本当に大切なのは、うまくいったことのほうの原因を考えることかも知れませんね。