
プロ・スポーツの世界では、選手の他に監督やコーチがいます。
監督がいるのに、どうしてコーチもいるのでしょう?
コーチがいなくても、選手はやっていけるのでしょうか?
プロのスポーツ選手は一人ひとりが自営業者です。パフォーマンスが発揮できなければそれで廃業。
企業の役員らと同様、雇用保険などはなく、やめればたちまち無収入、生活も成り立ちません。
私も学生時代スポーツをやっていましたが、上に行けば行くほど実力が伯仲してきます。
そこで差が出るのはなんといってもメンタルの差。
試合などで負けが続くと「もうやめようか」ということが頭をもたげます。少しでもやめようかと思えば練習に意味を感じられず、身が入りません。
ちゃんと練習しなければまた負けます。スパイラルであれよあれよというまに転落し、けっきょく廃業です。
監督は全体の方針を決定する人ですが、コーチは自分が試合に出るという負荷がない分だけ、客観的に選手のバイオリズムを見て、または目的やニーズを再度見直し、冷静に伝えてくれます。
日々働いている人なら、なにがしかのコーチが必要かと思います。
プロ野球などのコーチは無償奉仕しているわけではなく、けっこうな報酬を取りますから、それが不要なコストならとっくに廃止さているはずです。
もちろん、コーチは誰でもいいというわけではありません。ちゃんとしたその資格を持っている人でなければいけないと思います。
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