【誠は自然】

昨日の「誠」の続きで『中庸』から。

 

「誠なる者は、天の道なり。これを誠にする者は、人の道なり。誠なる者は、勉めずして中(あ)たり、思わずして得、従容として道に中たる。聖人なり。これを誠にする者は、善を択びて固くこれを執る者なり」

 

誠は天の道そのものです。道は”道徳的”ということではなく、“自分の道”のこと。

自分の道を行く人は、とくに知識を増やさなくても、努力をせずとも、自然に望むことを得ます。

聖人とは何も奇特なことをする人ではなく、自然のままの道を進む人、これが聖人です。

彼は「何々すべき」などと言わない。知らず善になるのは、誠の道をしっかり守った結果です。

  

自分に自然でないことをわざわざやるから、悪になるのです。