【教育と取引】

昨日の話に補足をしましょう。次のようなお話し。

  

イギリスのある幼稚園。子供のお迎えに定刻より遅れる保護者が数名いて幼稚園は困っていた。ひとりでも遅れる人がいるとスタッフの残業が発生するからだ。

そこで幼稚園は、お迎えの遅刻に対して罰金性を導入した。30分以上遅刻すると3ポンド、そこから10分おきに1ポンド‥ というように。

 

その罰金制の導入の結果、思惑に反し、遅刻する人が増加した。さらに遅れる時間も伸びた。

これまで遅れてくることに悪びれていた人が、堂々と遅れるようになったのだ。

「罰金を払えばいいんでしょ」

つまり罰金性の導入によって、遅れるということが、倫理の問題から、商取引へと変化したのだ。

   

これはお金を払うことによって自分の責任を外部へ転嫁しようとするものである。今の日本の学校教育に対する保護者の態度は、こんなふうになっていないか? 「カネはらってんだから責任取れ」 

どう責任を取れというのでしょう? 子供は家電製品などではありません。