連2【自分と人】

自分が今の自分を作り出したといっても、世間を見渡して比べれば、一部の人は自助努力でもないのに恵まれているよう見えることがあります。これは個人だけでなく、戦後以降の我々日本人も、国際的にみれば実に恵まれてきたのではないでしょうか。

 

しかしそれは絶対的なものではなく、いまのその環境がたまたまそのときある人に有利であっただけで、異なる環境や考えの下、または異なる時間や季節の中では、その人が必ずしも有利とは限りません。

(優劣は相対的だということ。ダーウィンの進化論はそういった理論です。日本の「“進化”論」は意図的な誤訳です。生命は進化などしません。環境からただ「選択」されるだけです)

 

また、優れた環境が優れた人物を育むとは限りません。動物や機械とちがい、人間は自由意志によって本能に縛られず、環境に応じて自分を変化させられますから。要はそれに気付けるかどうか。

 

異なる場所、時の中においては、異なるタイプの人のほうが、はるかに有利なことも、必ずあるのです。

 

つづく