【桜花爛漫の候】

 

花の季節です。

あにはからんや桜の名所も今年は静か。

宴会もなく、外国人も居ない。

 

しかし、むかしはどこもこんなものだったように思います。 

上野など前から煩かったけれど、桜木がたくさんあるところというのは小春日和の静かな場。

家族やカップルなどでゆったり散歩して、春風を愉しむ。

花は桜木人は武士‥

妖艶な宵闇は白の吹雪が異世界へ誘う。

桜の下には死体が埋まっていると言うけれど、夜桜を見れば首肯できる。

 

泰然天地心 (たいぜんたるかな天地の心)  ー(春畝公・伊藤博文が好んで揮毫した)

 

浮世は知らずとも花は咲く。花が終われば芽葉萌える。