【過去ー現在ー未来】

文明の歴史を概観すれば、大むかしより少しむかし、少しむかしより少し前、少し前より今のほうが世の中はぜんぜん良くなっています。

 

私はふだん山賊や追い剥ぎに襲われる心配はしていません。これは油断でしょうか?

火をおこして飯炊きや風呂焚きをしませんし、山へ芝刈りにも川へ洗濯にも行きません。毎日田んぼや漁に出なくてもコメや魚を食べられますし、鶏を絞めたり牛を潰したりする経験もないのによく食べています。怠慢でしょうか?

 

要人でもないのに病気や事故で怪我などしても電話一本ですぐ救急車や警察官がかけつけてくれることを知っていますし、今どきコレラやペストにかかることもないと思っています。

東京から名古屋まで数日かけて歩きませんし、外交官でもないのに航空機でアメリカでもフランスでも飛んで行くことができます。贅沢でしょうか?

 

頭がいいわけでもないのに何を学ぶか学ばないかも好きに選択できます。いつでも自由に意見を言えて、王様や政治家や神を侮辱したからってしばり首や切腹や火あぶりになることもないし、とつぜんアタマの上に原爆が落ちてこないと信じています。

・・・・・こういうことはいくらでも言えます。じっさい先人たちが経験し、改善してきたことです。

 

なのにどうして文明のこれまでの法則がとつじょ変わって今よりこの先悪くなると考えるのか? 

そりゃ今が天国のように完璧とは言えません。だからこれからも人々はより高みを目指して、きっと未来を良くしていく。よって心配ばっかして右往左往するのはバカげています。不安ベースで商売する連中に騙されないようにしましょう。