【民主主義と個性】

昨日の民主主義、主権在民ということについてひと言。
よく誤解されていますが、民主政治とは、多数決政治のことではありません。著名な政治家でさえ勘違いしている人がいます。

民主政治、民主主義の根幹は「皆が集まって話し合う」ところです。
ものごとを決めるためにとことん話し合い、彼我の論のいいところと悪いところを批評し合う。批評を行うには自分の主張よりも、むしろ聞くことのほうを大事にしなければなりません。
(議会制民主主義の日本でそれをするところは議会です)

理想は全員一致ですが、対立する意見の話し合いをいつまでも続けてもきりがないので、最後に結するために多数決の手段がとられます。
多数決の結果にもし不本意であっても決定には構成員全員が従わなければなりませんが、個々人は自分の考えまで変える必要はありません。採用されなくてもその後も個性は守られる。それが民主主義の人権的なところです。

日本では空気というか、多数決でもう決まったのだから意見はするな、考えも合わせろ、というのがよくありますが、それは数の原理によるファシズムです。(決めた ではなく、決まった と他動的)
そんなふうに誘導する利権だけが目当ての政治家や官僚的専横主義者の弄する詭弁に乗せられてはいけません。

「人民の人民による人民のための政治」 〜1863 エイブラハム・リンカーン

私たちは正しい知識と認識をもって、自分で、自分の住む環境を、自分たちのために創っていかなければならないのです。