【材木は往復する】

よく、世の中にムダなことはない。と言います。

むかし学生時代、夏休みのバイト先でこんなことがありました。8月のよく晴れた日。午後からの仕事は現場に積み上げてある6トンの木材を大型トラックへ積み込む作業です。猛烈な炎天下、数名で汗まみれになって2時間かけて満載し午後3時の休憩していると、担当社員がやってきて言いました。
「持っていく先が変わったので、ぜんぶ下ろしておいて」
「・・・・」
それからまた2時間かけて元あった場所へ荷を降ろし、夕方になったので終業して帰宅したのでした。
積んで下ろして材木が5メートルほどいったりきたりしたのみ。作業も時間も完全にムダな午後でした。

でも、
「今日の仕事って何だったんだろう… こんなムダなことが、きょう世界中でどれくらい起きたのだろう?」と考えたことは、ムダではなかったように思います。
時間のムダさえもムダではない。私の資源になりました。