シュメル人の成功法則

-2,000年以上の膨大な記録と研究-

シュメル人の成功法則(人のタイプ分けと、バイオリズムの確認)に関して、本質的なことをいってしまえば「科学的根拠」をもって説明できることはほとんどありません。しかし逆に、神秘的なことやスピリチュアルなことも全くありません。ここにあるのは、単なる記録です。

河川の氾濫、太陽や月星の天空の動き、風の向き、気温などの自然現象にくわえ、作物の作付方法や、生産高や消費量、備蓄量、出荷量、貿易した商品、家畜や動物の習性、また、王朝の盛衰、戦争や外交の記録、制定されたり廃止された法、そして民衆のたわいない日常の生活や、遠い過去の偉人のこと、神々の性格や系譜、交易に訪れる異邦人の風体や風習、遠い異国の王族の繁栄の聞き伝え・・・  

現実の日々の出来事を観察した、しかし2,000年間の気の遠くなるような膨大な量の記録と、それをもとに考察した、それは知恵の堆積なのです。

これほどの長きにわたる記録から導き出された統計学が、現在でもあるでしょうか? 後世を生きる者たちの幸運は、その記録が紙や木片で失われることなく、彼らが楔形文字を粘土板に刻んだものが読めることです(そのような技術しか無かったわけですが)。ギリシア文明花盛りの時代に楔形文字が刻まれた粘土板の発見以降、現在では50万枚以上の粘土板が発掘されています。

 

※粘土板の中には、多くの神々が登場し、二人の神が人間を創造し、神が人間を作るのに6回失敗した、など、神秘的ともとれる記録もありますが、発掘された粘土板の90%以上が行政経済文章であり、シュメル人の神秘的なお話も、現代の文学作品と同等程度の扱いだったと思われます。