
友だち作りの極意 というほどではありませんが・・・
「士は己を知るもののために死す」 という言葉があります。
春秋時代のむかし、伯牙という琴の名手がいた。不世出といわれた天才だったが、俗衆の賛辞は彼にとって無意味であった。
彼の音楽を真に理解してくれる者はただ一人、鐘子期あるばかりであった。
鐘子期は伯牙の琴をよく聴いた。
その子期が死んだ。すると伯牙は琴を破り、弦を絶って、生涯ふたたび琴を弾かなかったという。
知己を欲する場合、自分を知ってもらうよりも先に相手を知るのが、おそらく近道なのではないでしょうか。