【Advent】

紀元前7年、夜空でのできごと。

春、木星は金星と出会う。

夏から秋、木星は魚座でたびたび土星と出会う。

794年に一度しか起きない現象。

 

シュメル人が作ったバビロニアの都市・シッパルの天文台では、この年の星のできごとが、その数百年前から正確に計算されていた。魚座での木星と土星の接近が5回。明確な日時が楔形文字によって記された粘土板が、今日保存されている。

 

当時のバビロニアの占星術は、木星を世界支配の星と解し、魚座を終末時代のしるしとした。また、土星はパレスティナの星と考えた。

木星が魚座で土星と出会うなら、それはパレスティナにおいて終末時代の世界支配者が現れるということだ。

 

この星空の出来事を、あらかじめ知っていたバビロニアの博士らが、世界支配者の出現をその目で確かめようと、パレスティナを目指して旅立ったとしても、不思議ではない。

 

— 24日へ続く

 

ABD個性運命学