【知の力】

17世紀、「知は力なり」とフランシス・ベーコンはいいます。

 

現代、世界最強の米軍を率いる最高司令官の将軍はほぼ高齢者で、おそらく配下の若い二等兵の誰かと決闘でもしようものなら、おそらく地面に張り倒されることでしょう。

老舗の大企業の経営陣というのもたいてい年配者で、ビジネス理論やIT操作に関しては大卒したての新入社員の方がスキルは上だろうと思われます。

閣僚、大臣というのは各省庁の専門官僚の上に君臨するけれども、行政の運営実務は課長級程度の人にさえ及ばないことでしょう。

 

力の象徴である軍隊の司令官の優位が体力ではなく、何百億円と売り上げる企業トップに期待されるのがビジネススキルではなく、大臣の権力の源泉は行政の専門技能でもない。

では何が彼をその地位に押し上げ、大勢の人々の上に君臨させているのか?

 

おそらくその大勢の各々の力を、使う能力だろう。「知」とは知識そのものではなく、使い方なのです。