【エミールくんの教育論】

自由 とはなにか?

昨日の続きですが、ルソーはエミールくんに、自由とは何か? も教えています。

 

「未開人は自分自身のためにしか生きなくてよかった。社会に生きる人は、常に自分の外にあり、他人の意見の中でしか生きられない。そしていわば、ただ他人の判断だけから、彼は自分の存在の感情を引き出しているのである」『人間不平等起源論』

 

解説しますと、ここでいう「他人の判断」とは、名誉、富、権力、名声といったものです。社会に生きる現代人は、自分を測る基準が自分の内側にではなく、他人から評価される基準しかないということです。

 

15歳くらいまでは、「他者にほめられるために右往左往するような人間に育ててはならない」。徹底的に「自分のために生きる人間に育てる」。しつけや行儀や道徳や社会常識を教える前に、まず完全な自由意志を持った人間であることを育む。

この考えは、現代の欧米でも一般的であるようです。

日本とはちょっと異なるところでしょうかね。

 

 

ABD個性運命学