【男の役割】

『すべての男は消耗品である』

という、作家・村上龍の往年のエッセイ集がありました。

タイトルがすべてを顕しているようでいて、その実、内容はそうでもなく、80年代後半から90年代、村上龍が「文学者」という人気アイドルだった当時、時代はバブルへ突入し、消費生活が極まり男が死ぬ必要など誰からも期待されなくなり、それでも男がカッコ悪く見られない程度に生きる処世術を書いたような本でした。

 

アリやライオンを見ていると分かる通り、オスは子育てどころか、食料の調達さえしません。役割といえば、敵に攻め込まれたとき命を捨てて戦うのみ。

そもそも単に生殖だけなら、メスだけいれば事足ります。現にそういう生物もたくさん存在します。オスがあるのは進化や個性を増やすため。ただそれだけなのですから、やはり本来「すべての男は消耗品」なのです。

 

ABD個性運命学