【カラスとキツネ】

小難しい話が二日続いたので、今日はフランスの子供達ならみんな知ってる、ラ・フォンテーヌの『寓話』という本から、イソップでもおなじみ「烏と狐」というお話をどうぞ。

 

チーズをくわえて枝に止まっているカラスに、キツネが声をかける。

「もしあなたの声が、あなたの羽のように美しいのなら、あなたはこの森の賓客(まろうど)の中の、鳳凰(フェニックス)でしょう」

喜んだカラスが声を聞かせようとあんぐり口を開けると、チーズが落ちる。

それをつかんだキツネが、

「よく覚えていることですな。おせじのうまい者はみんな、おせじに耳をかたむける奴の費用で暮らしているのですよ」

 

 

ABD個性運命学