【元号の話2】

新元号が発表されて1日たち、世間様ではおおむね好評のようで

 

しかし、次の主張は、ちょっとどうなのか。

「これまで中国の古典(四書五経)から採られていたのを日本の古典・万葉集から採った」という政府の主張。

 

万葉集からというと、まるで和歌から採ったようですが、今回の“令和”はからではなく、漢文で書かれた序文の中から採用されました

 

歌の多くは、万葉仮名といわれる独特のひらがなで、ところどころ漢字を当てて記されています。

そもそも漢字は漢からの輸入品です。

外来という意味ではローマ字と変わない。

 

万葉集から採ったと主張するなら、どうして仮名を使わないのでしょう? *

 

日本が遣隋使や遣唐使で文物を輸入する以前、漢字は竹簡の時代、つまり紙が発明されるよりも前から使用されてきた文字です。

だから、そういうよく練られた便利な資源を使わない手はない。

 

不思議なことに日本では、オリジナルの文字を「仮名」(仮の名)といい、漢字の方を「真名(まな)」といいます。

ここら辺は、文物の先進国であるところの漢字を使用させていただいている」という、日本人のおくゆかしきところです

ですから政府もそういう日本民族の美しい態度を見習うべきだと思いますね。

 

 元号使用文字の基準は、元号法の規定はなく、大平内閣時代の政府通達の要項によって漢字二文字を使用」とされています。