【八観 人間観察方法】

一、「貴(たか)ければ其の進む所を観る」

出世、地位や身分が上がった人が、どういう人や事を推薦するかを観察する。

 

二、「富めば其の養ふ所を観る」

金ができるとなにを養うか。女を養ったり子分を養ったり犬を養ったり、いろいろと養うものです。

 

三、「聴けば其の行ふ所を観る」

善いことを聞いたらそれを実行するかを観る。

 

四、「習へば其の言う所を観る」

習うとは習熟すること。話を聞けばその人間の習熟度がよくわかります。

 

五、「止(いた)れば其の好む所を観る」

いたる、とは立つ所、至ることと同義。ある地位の人が何を好んで見るかを観ます。

 

六、「窮すれば其の受けざる所を観る」

窮してしまった人は何でも請け負うものです。その受けないことを観ます。

 

七、「賤なれば其の為さざる所を観る」

人間落ちぶれると何をするかわかりません。その、しないことを観るのです。

 

八、「通ずれば其の礼する所を観る」

通はうまくいっていること。うまくいっている人が礼し敬っているものを観ます。力のある人にペコペコしているようでは人間としてたいしたものではありません。

 

以上、『八観』といいます。