【心にあるもの】

「その名誉および存在さえもが、人間の支配下にあるような、人工の神々に、いった何ができようか。この神々が、どうして私に救いを与えることができよう。

 

石を積み上げたそのかたわらに花を供えて、なんのためになるのか。

 

偶像の前で香をたき、鈴を鳴らし、その周りを巡ったりして、いったいなんの利益があるのか。

 

同じく、ヨーガ行者の九十六の戒律、マントラの念誦、聖地への巡礼、ガンジス川での沐浴・・・ これらはすべて無意味である。

 

したがって、執着捨て心鎮めよ。

そうすれば聖なるバナーラス(ベナレス)が汝の心の中に湧き出るだろう。

あがめなければならないのは、人工の神像ではなく、心の中の神である」  

 シヴァヴァーキヤ(17世紀ヒンドゥー・シヴァ派詩人) 

 

 

8世紀白居易にも、「人(神)は木石にあらず」 とあるように、宗教的芸術と本質を混同してはならない。