【人間のススメ】

昨日の話のついでですが、巷のビジネス書や啓発書などを読んでいますと、よく「宗教や占いを信じるのは、無知な弱い人間だ」と書いてあります。まぁたしかに表面的な意味ではその通りと言えますが、深淵な意味でこれを受け取るなら、そういう本は単なる「動物のススメ」です。

 

私たちは、人生を動物ように欲望のみで生きているのではありません。また、機械のように常に正確な行動をとれるわけでもありません。

きっとAIが発達して、10年後、50年後は、行政も経営ももっとスマートに無駄なく行われるでしょうが、文明の進歩は常に合理性から育ってきたのではありません。多くの場合、変な人物の常識や慣習を逸脱した行為によって、発展してきたのです。

 

その合理的見地からは予測不能な価値を創出することが、AIとは異なる、人の命(めい)であり、時代の要請する状況が、数(すう)なのです。

つまらない本を読んで、自らがAIの真似をしないよう気をつけましょう。