【個性運命学・陰陽】

昨日の人間科学ということについて。

 

個性運命学の原理は、陰陽相対性原理から成り立っています。

陰陽は相対ばかりでなく、一面においては、相待(そうたい)しているともできます。

相待とは仏語で、互いに絡み合って進行していくこと。これを「中」という。

 

ちかごろ東京都知事が使って話題となった、弁証法で言うところの「Aufheben(アウフヘーベン)」とは、この「中」のことであって、「止揚・棄揚」という日本語よりも「中庸」の「中」のほうが、ぴたりと意味があっています。

相対するものをいったん止めて(棄てて)揚げるのではなく、相矛盾する要素が互いに絡み合って進行していく様、これが中です。

 

よく誤解されますが、中庸とはどっちつかずという意味ではありません。どっちつかずは最も悪い。そうではなく、互いに対峙、逃げ、切り棄てするのではなく、互いの有用ところを活用し、全体が前へ発展していくということです。DNAのらせん構造をイメージしていただくといいかもしれません。DNAには人体発生に不要な遺伝子もたくさん含まれていますが、対が絡み合って、棄てずに伝えていきます。そうであればあとで必要になって悔やむことはない。

 

話が逸れましたが、中とは、場合によっては陰が陽となり、陽が陰ともなります。

例えば人体に例を取れば、ワインという酒は酸性だが、胃腸ではアルカリ性のように作用する。番茶や梅干しの酸も胃酸の中に入るとアルカリに変化する。そして中和の役割を果たし、人体の活動の助けとなる。

 

社会においては、一人で成し遂げなければならない仕事もあれば、一人ではどうすることもできない事業もある。退屈な時間もあれば、まったく時間が足りない時もある。活動が必要だが休息と滋養も必要。お金は大変便利なものだが、トラブルや戦争の原因にもなりうるし、お金がなければ諍いはないが、行動がおこせない。

 

陰と陽はどちらかが過ぎれば破滅し、どちらかがなくてもまた停滞する、陰陽は別々ではなく、相対であると同時に相待であるということです。

この陰陽が何億、何兆と重なって、関係しあい、この宇宙、人生、時間をも作っています。

 

陰陽の仕組みを理解するには膨大な研究が必要ですが、先人が数千年の長い年月をかけて究明し、記録を残してくれています。

個性運命学では、この陰陽原理も学習、追求しています。

 

 

ABD個性運命学