【華氏451度】

1953年に出版されたレイ・ブラッドベリの『華氏451度』の中に次のような記述があります。

 

黒人は『ちびくろサンボ』を好まない。燃やしてしまえ。白人は『アンクル・トム』をよく思わない。燃やしてしまえ。誰かが煙草と肺がんの本を書いた? 煙草好きが泣いているって? そんな本は燃やしてしまえ。平穏無事だ、モンターグ。平和だ、モンターグ。争いごとはそとでやれ

 

このSF小説の面白いところは、オーウェルの『1984等のような、明確な敵が存在しないこと。

 

メディアで情報を検索、自分の聞きたいことだけ聞き、意見を補強して、なんでもわかった気になる。

 

メディア支配、異なる意見の排除、単純化、いっさいがさいがギャグというオチにされてしまう。それ要請したのは、権力ではなく大衆の側だった。

 

60以上前の作家見てきたかのようです。

 

インターネットやSNS普及した当初、これで世界中の人々が繋がると予想されていました。

が、結果は逆でした。

自分の見たいものしか見ない。

あゝ、平和だ。