【川の流れ】

「私は運命を破壊的な川の一つに例える。(略)あらゆる人々はこの猛威に屈し、踏みとどまることもできずに逃亡する。川はこのように荒れ狂うのであるが、平静な時に堤防や堰を築いて防禦策を施すことができないわけではなく、こうしておけば水かさが増したとしてもそれを運河に導いたり、あるいは思いの儘にその猛威をふるうことがないように、破壊をもたらさないようにすることができる。同様のことは運命に関してもいえる。」

     

― マキャベリ『君主論』(講談社学術文庫版)より

  

運命が川の流れに例えられるのは、文明のはじまりが大河の周辺から発生したことによります。荒れ狂う川の流れをうまく制御した者だけが、文明を発展させることができました。

 

宿命・運命というと、避けられない激しいことのように考えられますが、やはり知恵次第では、その膨大なエネルギーを活かしてチャンスにすることができるということです。