【ハイテク結論】

ハンナ・アーレントは、『人間の条件(1958)』の中で、人間を他の動物と分けている行為の価値を、上から次のように定義しました。

 

活動 action

仕事 work

労働 labor

 

「近代社会では、人の行為全般が、もっとも下位の概念である労働に押しつぶされようとしている。人間はいまや動物化の危機に直面しているのだ」と。

 

アーレントの時代から半世紀が過ぎ、ここのところずっとお話ししてきたハイテクによる市場、経済構造の変化、もしくは人々の自己実現欲求のシフトもあり、人間がついに労働から解放される日が近づいたでしょうか? 

 

労働はイヤイヤやるもの。仕事や活動はやりたくてやるもの。とすると、「仕事がなくなっておれなにしたらいいんだ?」なんて嘆いているのは、これはもう言い訳の効かぬ自分自身の責任でしかない。

 

自分の個性にぴったりとあった、やりたいことを見つけて、仕事として、活動として、やっていけるなら、こんな幸せなことはありませんね。