【個性運命学・機】

千変万化して止まぬ世界ですが、その中においても変わらぬ法則、因果関係を「数」といい、その数の流れを知ることによって、バイオリズムの中から「機」を見出すのが肝要です。

 

「機」とは、かんたんにいうと、ツボとか、勘どころといったものです。ツボを外すと動かないし、ひびかない。変化が叶わない。

 

科学の世界では、この機のことを「Singular point(シンギュラーポイント)」と呼びます。日本語では「特異点」と訳されます。

 

水で例えますと、20℃が10℃になっても何の変化も起きませんが、0℃を境に急に凍りはじめ、また100℃を超えるととつぜん沸騰し蒸発してしまったりします。

また、蝶々なども、芋虫が漸進的に蝶々になるわけではなく、とつぜんサナギになって、全く異なる形の成虫に変化します。

 

核爆弾等に使われる核分裂は、ウラン235に、たったひとつの余分な中性子がぶつかることで、不安定なウラン236に変化し、たちまち核分裂し、分裂によって放出された中性子が同様に周りのウラン235にぶつかることにより、次々と連鎖反応を引き起こすのです。

 

陰陽五行説でも、このシンギュラーポイント=「機」を、「あらゆる現象における変化の法則」と説いています。

 

人生において不運な人が幸運になるのは、徐々に幸運になるのではありません。努力や善が少しずつ蓄積され、ある機を境に、一気に幸運に恵まれるのです。

そしてその逆もまたしかりです。日々の緩みや堕落で何ともないと油断していると、転落は一気にやってきます。

 

そこで個性運命学では、バイオリズムからこの機を知って、放置しておけば宿命的になってしまう問題を避け、そして生かそうという試みです。

 

陽の機、陰の機。

それによって、四文字熟語で言えば「開物成務」を為すものなのです。

 

 

ABD個性運命学