【言霊(ことだま)】

むかしから我が国には、言霊信仰というのがあります。

 

『新古今集』

 

高き屋に のぼりて見れば 煙立つ 民のかまどは賑わいにけり 

 

第16代・仁徳天皇を偲んだ和歌です。

 

あるとき、天皇が高殿に上って国を見回すと、夕食の時刻なのにかまどの煙がぜんぜん登っていない。天皇は、民が貧しくて炊くものがないからではないか、と心配され、3年間、税を免除なさいました。

 

つまりこの歌、実際に見た様子ではなく、そうだといいなぁ、という天皇の望みを詠んだ歌なのですね。

 

私たちも、現状を嘆いて言葉に出してしまうのではなく、いやなことがあっても「絶好調!」とか、お金が無い、じゃなく「お金はある」とか、そうでないことでも「ありがとう」とか、将来の「望み」を、言葉で発しましょう。

 

言葉は、言霊。きっと実現しますよ!