【位打ち】

人より上に行きたい皆さん。

今日も耳のイタい話をしますが、大切なことです。

 

勉強や経験など、時間やお金や労苦のコストを伴わないのに、幸運にも高い身分や立場になれても、本物の人から見れば、すぐに正体はバレてしまいます。

さらに悲しいのは、当の本人はメッキが剥げてると、気づくことさえないことです。

 

数年前、筆者が経営する会社のひとつを若い奴に任せました。彼は学歴も経歴もなく資格も経験もありませんでしたが、わりと忠実でお金に関して信用はできたので、店長統括にして各店のお金を管理をさせていました。各店長がしっかりしていたので、誰でも務まる仕事でした。

ところが数年経つと、相変わらず無能なくせに知ったかぶりを口にするなど、自己肥大化してきて、経費使いも荒くなってきたので、そろそろ要らないなと思い、役員と社長に昇格させました。すると1期でボロが出て、決算数字が出る前に、自ら辞任し去って行きました。

 

これは、平安時代の公家や、日本の旧軍部などが使った、「位打ち(くらいうち)」という手法です。

ある人間を失脚させたい場合、遺恨やトラブルの元となる解雇にする必要などなく、実力不相応な高い位につけてやるのです。そうすれば、下からは不満が出て、自分の無能ぶりも理解して、自信喪失して自ら身を引いていきます。

周囲に、知ったかぶりがバレた時の恥といったら、それはそれは、穴を探さなければならないほど恥ずかしいものです。

 

ウソはいいません。人の上に立ちたければ、コストをかけて勉強するしか、道はないですよ。

 

 

ABD個性運命学