
「真心は霊知寂照を心とし、妄心は六塵緑影を心とする」 『註心賦』
本来仏教用語である「真心」は、「妄心」と逆の言葉です。
「霊知寂照」とは、霊妙な智慧や能力を働かせること。
「六塵」は色・声・香・味・触・法で、心を汚すもの。「緑影」はその下にあること。
真心とは本来的において、日月のように輝き、鏡のように万変を映すとされ、妄心は対象に振り回されて生ずる迷執とされる。
心は天理を写す鏡。迷った時は、答えをあれこれ外部に求めずに、自分に最初から備わる真の心に聞いてみましょう。