【未来を知る方法】

『マネジメント』、『もしドラ』の著書で有名なP.F.ドラッカー(1909-2005)は、学生時代から、ナチスの台頭、戦後日本の経済発展、東西冷戦の終結、知識社会の到来、少子高齢化など、さまざまな未来を予告したことから「未来学者」と呼ばれてきました。

 

しかし本人は、「未来について確実に言えることは二つしかない」といいます。

ひとつは「未来はわからない」ということ。そして「未来は現在とは違う」の二つです。

 

未来がわからなくとも、知るための方法も二つあるといいます。

ひとつは「すでに起こった現在を見ること」。たとえば、自分の町の今年の出生数が1千人減ったならば、6年後に小学校に入学する生徒も1千人減る可能性が高い。つまりいま起こった変化を見れば、その先にある未来も予測がつくということです。

 

そして未来を知るもう一つの方法は、「自分で未来を創造すること」です。

これは難しいことのように思えますが、いま子供を一人つくれば、人口が一人増える。1千の家庭が一人ずつ子供をつくれば1千人増える。たとえ小さくても誰かが事業を興せば、財、サービス、雇用が生まれる。

 

上から降ってくる、政府や誰かをあてにする時代はとうに終わっている。未来は今、今日から、あなたが創っていく、ということです。