【物語の効用】

ぶっちゃげた話し、物語などにおける、映画でも小説でもドラマでも「努力した人は報われる」とか、「勧善懲悪」というような説話って、いったいこんなつまらないものを誰が見るんだとか思っちゃいます。

 

大河ドラマなどがいい例で、変に明るくて、みょうに前向きで、いかにも優等生的な学芸会。物語ばかりではなく、いまの世の中の趨勢がみなそうかな?

 

何千年も語り継がれてきた神話や民話というのは、オリジナルはかなり理不尽です。

え? なんでそうなるの? と。

もし、みなさんの知っている童話などで、そこに納得いくような構造が見出されたなら、それは間違いなく後々に改作された挿話です。

 

なんだか陰気で、薄汚れてて、努力がぜんぜん報われず、頑張ってないやつのほうがうまくいってて、なんの理由もないのに死んじゃう、で、別段それが解決に至らないまま終わるような、理不尽な話の方が面白い。

 

だって実際の現実のほうはかなり理不尽ですから。

 

理不尽さを聞かされる、見せられることのほうが、あるべき理想とか道徳というものが何かを考察する力が芽生えるんじゃないでしょうか。

 

物語の効能とはそういったものです。