【ハイテクで長生き】

人は生きてもせいぜい100年くらい。短いですね。

ではもし、500年、1000年と生きられるとしたら、なにをしますか?

けっこういろいろできそうですね。

 

ところで、昔の人は、ただ生活するために、ずいぶん時間とコストをかけていました。

毎日、火を起こして飯を炊く、風呂を沸かす、水場へ行って洗濯をする、ホウキと塵取りで掃除する、それだけで一人役以上が必要ですし、江戸の人は一般の家庭で燃料費(薪炭)にかかる出費が所得の25%ほどを占めていました。これはもちろんその輸送、もってくるのに人手間がかかったからです。

 

移動や通信にしても、たとえば江戸から大阪まで移動するのに、歩いて2週間くらいかけていました。戦後になってさえ、新幹線開業前の東海道線も特急で同行程に9時間が必要でした。これは手紙を送るのにも、同じことです。

もっと極端な例だと、西遊記で有名な玄奘三蔵は、長安(現在の西安)からガンダーラ(いまのアフガニスタン付近)へ仏典を求めて旅立って、その旅程に20年を計画しました(実際は19年と少しで帰ってきました)。

 

現在、メールは瞬時に世界中に届きますし、アフガニスタンからの仏典も宅配で1週間もあれば到着するでしょう。

 

その他も文明の発展によって、我々が生活にかける時間は随分と短縮されています。生物としての平均寿命が延びたよりもはるかに、効率的に、つまり、生きるためだけの時間が短縮され、可処分時間が何倍にも長くなっているということです。これは昔の人に比べて、何倍も長生きになったのと同じですね。

  

さて、なにをしますか?