【時間の流れ方】

神経経済学等でちかごろ着目されている概念で、「外在時間、内在時間」というのがあります。

 

「外在時間」は、時計で測れる、みなが共有する時間。まぁ、一般的な「いまなん時か?」というやつですね。

 

「内在時間」は、すごくかんたんにいうと、自分が生きている時間です。

 

文明が進歩して、家事や仕事、生産や消費などが効率的に速くなったはずなのに、自分の時間はますます取れない、というふうに感じることがないでしょうか?

 

これは、経済をふくむすべての価値を成長主義に結びつけてしまうことによって、本来自分が生きているための時間を、競争の時間に置き換えてしまっているからです。そのことで自分のための時間が切れぎれになってしまい、日々断片を生きているようで、生きるのが苦しく感じられてしまう。

 

ところで、「内在時間」というのは、ちょっとわかりにくい概念かもしれません。ヨガや禅などで瞑想したりするのは、外部からの情報を遮断して、この内在時間に集中して自分の中でなにが起こっているのか探るためです。

 

内在時間を取り戻すということが、「個性」を取り戻す、ということなのだと思います。