【問いかけ】

つらい時や苦しいとき、天や神様むかって、 「人生はどうして思うようにいかないのか?」「次から次へと襲い来るこんな困難に、どんな意味があるのか?」「なにをやってもうまくいかない人生、生きてる意味なんてあるのか?」 

などと問いかけてしまいます。 

でもそれって、よく考えてみれば、いかにも傲慢な態度です。

 

かりに、いきなり見ず知らずの人から、「君、名前はなんていうの?」とか「歳は?」、 ましてや「君ってここにいる意味は?」などと問われようものなら、怒っちゃいますよね。

相手からなにかを聞きたいのなら、まず先に自分から自己紹介するのが礼儀というもので しょう。 同様に、こちらが一方的に人生の意味を求めるなんて、人生に対してずいぶん非礼ではな いでしょうか。

 

あなたがこの世に生まれ、命をもらったのは、すでに問いを受けているということ。

「さぁ、人として生まれて、なにをする? 世界をどうしたい? どんな役割を果たせる?」と、意味を求められているのは、そもそも私たちの方なのです。

 

だから、人生でときどき起こるハプニングも、問いかけなのです。日和ってる人に神様がイジイジしちゃって、ちょっかい出してくれてるんですかね。やることないならゲームでもするか、と。

 

問う相手が天であれ神であれ人生であれ、意味を求める前に、自分がどうしたくて、何ができて、どう役に立つのか、世界に対して自分がどういう意味があるのか、を答えなければなりません。ささやかでいいんです。料理人になりたければ、皿洗いから始めましょう。

 

礼儀正しく答えることができれば、きっと返事も返ってくるでしょう。