【命を令とす】

新元号が発表されました。

   

「令」は、レイ、リョウ、いいつける、ノリ、きまり等。漢文ではよく「しむ」と読みます。

今の季節、陰暦二月「令月」。

  

春のうららかな、何をするにも良い日、ならしむとき、ということです。

   

「和」は、和気藹々というだけでなく、老子に

「万物は陰負い陽抱き、沖気以って和をなす」(四十二章)とあるように、万物が整う、という意味です。

   

つまり「令和」は、すべてを調和ならしめる、の意になるでしょうか。

   

令をふくむ単語で、ふだん私たちに馴染みあるのは、「辞令」や「法令」とか、「命令」ですね。進退や法、命を言いつけられる。

そこにはなんだか強制的なイメージが伴う。

  

では生命の「命」の場合、誰に言いつけられたのか? 

  

個性運命学では何度も解説しているとおり、物体の発生・崩壊や生命の生き死にことではなく(それは生命の”生”の方)、”命”とは、そのものがあるべき、天より与えられた命令のことであるのです。

  

(天は、神とも道とも自然摂理とも、なんと言い換えてもいい。なんだかわからなくても、現に万物生命はここにある)

   

ですから命は、個性とも魂とも、人間でいえばその人の本来のあるべきそのもの。

万物は使命、天命、宿命を与えられ、そして知命、立命、命名と、命を運べるのは人間だけ。

それが「運命」。

   

命を令とし、陰陽交流し和となす

  

皐月朔・零時よりはじまる「令和」

あらゆる個性に満ちた世代を予告する、素晴らしい元号ではないでしょうか。