【裁断される】

ジークムント・フロイトは、人間の自己、自我というのが、どのように成立していくかの研究を開拓しました。

彼の「5段階心理発達理論」は有名です。

 

 

・口唇期(こうしんき)

生まれてすぐ、口まで運ばれたものを、食べたり飲んだりすることをはじめます。自分で自分の口がコントロールできるようになって、味覚を通じて快楽や欲望が自らに存在することを知るのです。

そして、やがて離乳という葛藤が生まれます。

 

・肛門愛期 1~3歳ごろ

排泄行為を自分でコントロールできるようになります。

また、排泄していい場所、時間を周りから規制、禁止され、その葛藤を得ることによって、世界には自分以外の人間がいることを学びます。

 

・男根期 3~6歳ごろ

性器に関心を持ち始めます。性器によって男女の違いを意識します。

しかし現代の発生学では、胎児発生のもっとも初期段階で、心臓を動かしたり呼吸したりするための脳幹が作られた直後に、性器が作られるらしく、その性器から分泌されたホルモンが、男らしい体を作ったり、女らしい性格の大脳にするために機能していることが知られています。よって、我々の体や脳というのは、社会性というよりは、もともと性器によって宿命づけられていると言えます。

 

・潜在期 6歳~思春期

社会へ出はじめることにより、欲望が抑制されるようになります。

母親と父親の違い、親以外の他人、周りの友達との関係や、他とは異なる自分の趣味嗜好など、様々な禁止や規制によって欲望を潜在化させることを学びます。

社会化のための第一歩と言えます。

 

・性的段階 思春期~死ぬまで

性的に成熟し、子孫を残すことができるようになります。

生物としては、ここでやっと一人前、一個の個性化が行われた、といえるでしょう。

  

 

以上かんたんですが、フロイトの理論を紹介しました。これはもちろん、学術説明のための理論であって、真理ではありませんが、なかなか難しくも面白い展開ですので、興味のある方は勉強してみてください。