
サイコロを振ります。1が出ると大当りで景品がもらえます。
これまでところ、サイコロが10回振られ、なんと10回連続で1が出ています。
さて11回目は何が出るでしょう? 次こそは1以外の数字が出る可能性が高いのか? いやここまできたなら、今度もまた1が出る確率が高いのか?
けれど、どちらも人間的な幻想です。1が出る確率は毎回いつでも6分の1。これは前回以前にどのような数字が出ていようと、1が出るのはそのつど6分の1の確率でしかありません。
でも現に、いまのところ1が10回続いている。このまま60回を上限で振るなら、もう二度と1は出ないとでもいうのか? ということも、ありえるでしょうか? それも違います。
現実世界の結果は、常に偏りを伴います。1が出る確率が6分の1であるには、サイコロを1万回とか100万回とかふってみて、サンプルの回数が多いほど、そのような相似値に収斂していくということです。
ですから、その前提となる確率の偏りがある最中において、いつ参加し、いつ撤退するかというのが、機を捉えるということになります。その機会獲得のタイミングも、これまた統計によって表すことができるのです。
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