【My Struggle】

シェイクスピアは、『戯曲・マクベス』の中で、前王を暗殺しスコットランド王位を得たマクベスに、こう言わせています。

 

「血の川にここまで踏み込んだなら、引き返すのもおっくうだ。むしろ渡ってしまった方がいい。」

 

人の「覚悟」というのは、案外このような、錯乱によるものかもしれませんね。

 

かくいう私もね、おそらく本来は、争い事なんて好まず、強がりなんてのも嫌いで、みんな仲良く、楽しく笑顔で過ごしていたいのです。

私の子供の頃は、とくになに不自由なく育ちました。家がお金持ちではなかったですが、祖父がインテリだったので、人は、品行方正が第一というか。

まぁそういう家庭環境ですので、競争心だとか闘争心だとかは、元来ありませんし、暑苦しくて苦手です。

 

しかし、それがなくては、勝っていけない、生きていられない、とわかるのは、高校や大学でのスポーツや、社会に出てからの苦い経験からでしょうか。

 

かりに社会が間違っていて、つまらないあくどい人たちが得をしていても、自分に社会を変える力は無いから、自分の性格の本意ではないけれど、致し方なく、日々、役割を演じている、というのが、本音かもしれません。

いつまで続くかしれないこんな日常に、みなさんの多くも、疲れ果て、うんざりしているかもしれません。

 

けれどもまた、今が何かを勝ち取る時なら、自分が周囲から期待されているのなら、それが自分の人生における闘争ということならば、これからもさらに演じ続けることも、また必要かもしれないです。

 

やりとげたとき、いつか訪れる安らぎを期待して。