
将棋をしない人でも「王手飛車取り」という言葉を聞いたことあるでしょう。
攻められる側は、王か、飛車角か、重要な駒のどちらかを失うことを選択しなければならない、葛藤の局面です。
しかしこれは、云いとしてはおかしい。
王を取られればゲームオーバーなのですから、考えるまでもなく王を優先すべきで、これじゃぜんぜん葛藤にならない。
そこでもしも迷うなら、所持品を失いたくないという、えらく女々しい態度じゃありませんか。
けれど、そういうことは人生ではよくあることかもしれません。
心の葛藤にしても、社会での対立にしても、本当の葛藤とは、善悪や優劣の対立などという解りやすいことではありません。
両方とも正しいと思えるもの同士が対立する。
これが本当の葛藤です。
それに悩む価値はあるか?
そこから悩みましょう。
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