【他者とは】

人は、赤いものは、赤だと思うでしょう?

 

ところで、イヌは、近眼な上に色盲です。

コウモリ、明暗を知る以外ほとんど見えません種類による)

 

その代わり、イヌの嗅覚はヒトの1億倍。8キロ先まで嗅ぎ分けるそう。

コウモリのエコー機能はアメリカが作るどんなレーダーよりも性能です

 

すぐに理解できないかも知れませんが、そもそもこの世界に「色」というものは存在しません。

 

光が、ある分子か元素に当たった際に照り返す光線の周波数の違いを、我々の脳が、赤だの青だの、色という表現形式で区別し知覚しているだけです。世界の実態はモノクロなのです。

 

イヌやコウモリは、嗅覚や聴覚によって、脳内部で色分け(のようなこと)をしています。

 

イヌやコウモリからすれば、暗闇では外界を識別できない視覚に多くを依存している人間を、なんと不便な生活だと思っていることでしょう。

 

生得の絶対音感を持つ人は音に色があるそうですし、匂いで色をイメージする人もいるでしょう。

この生物間の違いは、もしかしたら人の社会生活の間にもあるかもしれない。

 

環境や立場の違う人が同じものを見ても、それぞれ違った色、違った風景に見えるかもしれないけど、それは自分からすれば幻のようなもの。

 

我々人間は、人それぞれの幻を、なんとか共有しあって生きているのです。