【帝王の火】

若き大王、アレキサンダー率いるマケドニア・ギリシア軍の強さは、俊敏で柔軟その機動力にあった。

 

念願のペルシアを平定したとき膨大な金銀財宝の戦利品を得たが、それを本国へ持ち帰るための荷馬車や、運搬作業に従事する人員が増え、部隊の移動が遅くなってしまった。

 

そんなとき、引き続くアフガニスタン攻略のさい大王はなにをしたか?

兵士らの見ている前で、自分の戦利品が積まれた荷馬車に火をつけ燃やしてしまったのだ。

 

驚いた兵士たちはしばらく見ていたが、そのあと、自分たちの荷馬車にも次々と火をつけ、すべての財宝を灰にしてしまった。

そして軍は、元の機動力を取り戻すことができた。

 

本質とは何か? 

このような行動をとれるリーダーが、はてさて、どれほどいるだろう