【人は、めったに生まれない】

「天に棄物なし」という。

いわんや人においてをや、棄人、棄てる人などあろうはずがない。

であるから、

新年を迎え、ただ一度きりの己を知り、己を尽くし、命を知り、命を立てよ。

 

仏家は「人身受け難し 今すでに受く」という。

儒家は「命を知らざるは以って君子たること無きなり」(論語・堯曰二一)ともいう。

私たちは、利用され棄てられるために生まれてきたのではない。我が心もて天地の明鏡止水となし、自らを以って天命を奉じよ。