【鉄の女】

1979年からイギリスの首相を務めたマーガレット・サッチャーは「鉄の女」の異名で有名です。

食料雑貨店の家に生まれ、科学者となり、1959年政界入り、70年入閣、74年保守党党首に上り詰めます。彼女の強硬な対外姿勢に、敵国であったソビエトの機関紙「クラスナヤ・ズヴェズダ(赤い星)」が、サッチャーに「鉄の女」という呼び名をつけました。

 

1982年、英国領フォークランド諸島にアルゼンチン軍が侵入する事件が起きました。当時、燕尾服を着た貴族や名士ばかりで構成された閣僚は、開戦に消極的です。軍事力で敵を追い出す気満々のサッチャーは、渋る閣僚たちに言い放ちます。

 

「この内閣に、男は私一人しかいないのですか!?」

 

(本当は、何かをぶら下げたやつ、とか、もっと下品な言葉であったようです)

 

この決定により、艦隊、爆撃機が派遣され、アルゼンチン軍を放逐します。

サッチャーの国民的人気は高まり、3度目の総選挙も勝ち抜き、怖いもの無しで提唱した、世界初の「人頭税」が、国民から強い反発を受け、また、欧州統合に反対の姿勢を示し財界からも支持を失い、90年、保守党党首を辞任します。

92年、男爵位授爵。女男爵として貴族議員議員になりました。

 

時は流れ、2016年、英国は欧州連合(EU)からの離脱を国民投票で決します。

また、「人頭税」とは、国民一人一人に平等の税額を課し、国防や外交など、国家運営の最低限の予算に回すという税金ですが、現在では「物品税」「贅沢税」「消費税」などに名前を変えて、世界各国で導入されています。

 

 

ABD個性運命学