【教育って?】

今どき職人とか技芸者だとか無収入の修行時代が一定期間ある職業というのは嫌がられますね。たとえば西陣の織物師なら3年程は給料なし、刀鍛冶なら10年間はただ働き、芸人ならお呼びがかからなければ永遠に事務所で下働き、など。

 

ところがまことに不思議なことですが、大学とか経理の専門学校とかパソコン教室などだと3年4年のあいだ無報酬どころか喜んで金を払う若者や保護者がたくさんいます。

どうしてでしょうかね? 

金払わなくても徒弟をやれば無料で教えてもらえるんですが。

 

さらに小説家の専門学校とか、声優とか映画監督の学校なんてものまである。そんなところで2、3年習ったからって売れっ子になるとも思えないし、職業にできる可能性は極めて低い。

 

ちかごろは何かを買う、消費するということがすっかり心身に刷り込まれて、教育でさえ商品化したことを親も子供も誰も疑問に思わない。

もしかするとお金を払うことによって大義名分が立つ、結果に責任をとってもらえるかも? 

という安心=思考停止の心理でしょうか? 

そんな保証だれもしてくれやしませんけど、もしほんとそうなら教育を受ける態度と正反対のことですね。