【ゲーテの視覚】 自分の目で見ている物は、真実だと思いますよね? しかし、それが自分の都合で、見えている物が違う形で見えていたとしたら、、

【The Vision of Goethe】

You think all objects are real,, don’t you?

However, what if you see different shapes than others with your own convenience?

 

 

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1832)は詩人、作家として有名ですが、政治家や法律家、そして自然科学者でもありました。

 

私たちは、たとえばコップを見て、コップが見える、と知覚します。

しかしゲーテに言わせると、これは経験に基づいた情報の処理であって、目で見ているのとは異なるのだそうです。

 

現代になってわかっていることは・・・

網膜に飛び込んだ光は刺激のインパルスとなってニューロンを通り大脳皮質へ送られます。各種周波数の異なる光がさまざまに飛び込んだり飛び込まなかったりしているのに、私たちの視覚イメージは常に安定しています。

まばたきしても、眼球を動かしても、イメージの安定性にまったく影響がない。

 

また網膜の中の視神経の出口あたりには、光受容体がない盲点があることも知られているし、網膜の周辺部分では空間情報の解像度が低く、色の知覚能力がほとんどないことがわかっています。

けれど意識にのぼる視覚経験では、盲点の存在など見えないし、視界の周辺部分にモノクロの世界があることも知覚できません。

 

これはすべて脳が補正しているからであって、私たちは、目でものを見ているのではなく脳で見ているわけです。(目を閉じて眠っていても、夢で風景などを見ていますね)

 

詩人や画家は、生まれつきや訓練で、脳で対象を見るのではなく、目で見たままを作品にする才能があるのだそうです。

本来の目で見ると、経験の記憶とは全く異なる対象の姿が現れてくるのだそうで、ゲーテは、当時の科学会からはアマチュア呼ばわりされていましたが、どうなんでしょう、どうして現代になって解明された医学の理論を、知っていたのでしょうか?

 

「ABD個性運命学」