【村の若衆】

長老や顔役などむかしの村では年寄りに大きな権限があって、若いものは年長者の指示に従い賦役を割り当てられなど従属的な存在だった。

時代劇などを見慣れた私たちには、近代以前の日本の農村にそんなイメージがあるのではないでしょうか。

 

けれども、実際はまったく逆で、村の方針は年季を積んで冷静な考えができる年寄りたちが合議しましたが、その実行の最終の決定権は若衆側にありました。

 

むかしは自警や土木工事を行うにも、祭事や隣村と腕ずくの交渉をするにしても、すべて人力、若い力がなければ成り立ちません。ですから実行力である若衆の機嫌を損ねないよう、村の老人たちはふだんから気を使っていました。

 

老人がでかい顔をきかせているのは、むしろ現代の方。

若い人はもっと遠慮なく暴れてもらって、老害を打破してもらいたいものです。