【揚朱墨翟(ようしゅぼくてき)】

中国、明朝末期、儒家の顧炎武(こえんぶ)という人が『日知録』という書の中に、次のように書いています。

「揚朱墨翟の学説は、天下の人をして父なく君なく禽獣の道に入らしめるものだ」*

 

当時蔓延した自愛説や墨家を、儒家が非難しているわけですが、しかし一面の真理もついています。

 

「地道な学問を嫌って、交際術だけで官界を遊泳できるような時代になると、もうその国はおしまいになる」

 

明はその後、満州から起こった清朝に征服され、滅亡しました。

 

 

* 楊朱墨翟 =自愛説を唱えた思想家・楊朱。 墨家の墨翟。

 

 

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