【あなたの思い込みは損してない?】

禅問答に
『非風非幡』というのがあります。

 

ある風の強い日
寺の本堂前で旗が音を立ててはためいていた。
 
それを見た二人の僧が
はためく旗の様子を見て議論をし始めました。
 
一人の僧は「旗が動く」と言い
もう一人の僧は「風が動く」と言って
互いに自分の意見を主張し相手の意見を聞きません。
 
(風が動くから旗が動くのですが、風は目に見えないので、旗が動くから風を感じるという観点解釈では、「旗が動く」というのも意味は通りますね)
 
この観点の違いから、お互いの価値観とプライドがぶつかり合っています。
 
こんな二人のやり取りを見ていた大師は言いました。
 
「風が動いているのでもない。
旗が動いているのでもない。
あなた方二人は、
目の前の現象に心を奪われているだけなので、
あなた方二人の心が動いているのだ」と。 
 
外の対象に心を動かすのではなく
それに動かされている自分の心を見つめ直しなさい。
と。
 
あなたの観点と相手の観点
あなたの思い込みと相手の思い込み
 
相手の意を聞かずに主張して
正当化して勝とうとして何が得られて何を失う?
 
一時的に言葉では負けたとしても
長期的に信頼される人間関係を築き
様々な可能性を信じて創造する仲間の存在は尊い。