2019/07/23 【とっても重い幸福】 「全知全能のパラドクス」という有名な概念があります。 いわゆる全知全能者(べつに神を想定しなくていいですが)は、「自分でも持ち上げられないほど重い石を作ることができるか?」ってやつです。 もし作ることができて、その石を持ち上げられないなら全能ではないし、作れないならまた全能でもありません。 この問題は、ゼウスをしてギリシアの哲学者を悩ませました。 これは現代的にいうと言語学的認識論の扱う範疇ですが、「幸福」というのも、似たようなものじゃないですかね。 「あなたはもう望むものがないほどに、幸福でいられるか? その状態は幸福といえるのか?」 コラムに戻る tagPlaceholderカテゴリ: コメントをお書きください コメント: 0
コメントをお書きください